名刺を作りたいと言われたら

社員からはこう聞かれます
- 名刺がなくなりそうなんですが、どこに頼めばいいですか?
- 来週から客先に出るので、名刺を作ってほしいです
- 部署が変わったので、名刺の肩書きを直したいです
ひと言でいうと
【申請方法】で氏名、部署、役職、連絡先を入力し、申請してもらいます。届くまで【日数】かかるので、使う日から逆算して早めに出してもらいます。
名刺の問い合わせは、残りが少なくなったとき、異動や昇格で肩書きが変わったとき、入社した直後に来ます。社員が気にしているのは、いつ手元に届くかと、誰の承認が要るかです。商談の日が迫っていて急いでいることもあります。
- はい通常の申請方法を案内する
- いいえ簡易版の名刺を用意しているか
- はい簡易版の発注を案内する
- いいえ名刺を後日送るか署名で連絡先を伝えてもらう
- はい
答えるときに押さえること
1最初に、いつまでに要るのかを聞く
名刺は、申請してから手元に届くまで日数がかかります。印刷会社に頼んでいる会社では、承認、校正、印刷、配送の分だけ日数がかかります。
問い合わせを受けたら、まず「いつ使いますか」と聞きます。商談や展示会の日が決まっていれば、その日に間に合うかを先に答えられます。間に合わないときに社内で刷れる簡易版があるなら、それを案内します。簡易版を用意していない会社では、名刺を後日送る、メールの署名で連絡先を伝えるといった代替案を案内します。
2申請に要る情報を最初からそろえてもらう
名刺の差し戻しで多いのは、書く内容の不備です。申請のときに、氏名の表記、部署名、役職名、電話番号、メールアドレスをそろえてもらいます。旧字体を使うか、ローマ字の姓名をどの順で書くか、裏面に英語表記を入れるかも一緒に聞きます。
部署名や役職名は、担当者の側で辞令や組織図の正式名称と照らし合わせます。社員は社内の略称で申請してくることがあるからです。資格名を載せたいと言われたときのために、載せてよい資格の範囲も決めておきます。
3異動や昇格のときは、発令日より前に配らない
異動や昇格で肩書きが変わる場合、発令の前に新しい名刺を配ると、発表前の人事が社外に伝わってしまいます。新しい名刺は発令日から使うよう伝えます。
発令の前に発注を受け付けてよいかは、人事の発表の範囲とあわせて会社で決めます。古い名刺には会社の情報と個人の連絡先が載っているので、シュレッダーにかけるか、回収箱に入れてもらいます。
4費用を持つ部署と、作れる枚数を決めておく
名刺の費用は、部署の予算で持つ会社と、総務でまとめて持つ会社があります。部署の予算で持つ場合は申請に上長の承認が入り、承認が止まって届くのが遅れることがあります。
1回に発注できる枚数と、作り直してよい条件を決めておくと、「100枚にするか500枚にするか」と聞かれても即答できます。派遣社員や業務委託の人に名刺を作るかどうかも、聞かれる前に決めておくと、担当者ごとに判断が割れません。
5デザインを変えたいと言われたら、変えられる範囲を示す
名刺のデザインは、ロゴの使い方を含めて会社で決めています。書体や色を変えたいという個人の希望が来たら、変えてよい範囲を先に示します。裏面の英語表記、顔写真やQRコードを入れるかなど、選べる項目をFAQに並べておきます。
選べない項目は「会社で統一しているため変えられません」と一文で返せば、やりとりが長引きません。
自社の規程で確認すること
会社によって答えが変わる部分です。社員に答える前に確かめてください。
- 名刺の申請方法(申請システム、発注フォーム、メールなど)
- 申請から届くまでの日数と、急ぎのときの対応
- 費用を持つ部署と、上長の承認が要るか
- 1回に発注できる枚数と、作り直してよい条件
- 載せてよい資格や肩書きの範囲
- 派遣社員や業務委託の人に名刺を作るか
- 古い名刺と受け取った名刺の処分方法
社内FAQに貼れる回答文例
【】の部分を自社の内容に書き換えて使えます。
Q. 名刺を作りたいときは、どうすればいいですか?
A. 名刺は【申請システム名】から申請してください。申請には、氏名の表記、部署名、役職名、電話番号、メールアドレスが必要です。
申請から届くまで【日数】かかります。使う日が決まっている場合は、申請のときにその日付を書いてください。
1回に作れる枚数は【枚数】です。異動や昇格で肩書きが変わる場合は、発令日から新しい名刺を使ってください。古い名刺は【処分方法】で処分してください。
続けて聞かれやすいこと
明後日の商談に間に合わせたいのですが
【急ぎのときの対応】を案内します。間に合わない場合は、名刺をあとで送ると先方に伝えるか、メールの署名で連絡先を伝えてもらいます。
取引先からもらった名刺はどうすればいいですか?
受け取った名刺には取引先の氏名や連絡先が載っているので、机の上に出したままにしないよう伝えます。名刺を管理するサービスを使っている会社では【サービス名】に登録してもらい、紙の名刺は【保管と廃棄のルール】に沿って扱ってもらいます。
退職するとき、名刺はどうしますか?
自分の名刺の残りは【返却先】に返すか、【処分方法】で処分してもらいます。仕事で受け取った名刺も持ち帰らず、【返却先】に渡してもらいます。
答えるときに間違えやすいこと
- 部署名や役職名を申請されたとおりに発注し、正式名称と違っていて刷り直しになる
- 発令前の肩書きが載った名刺を、発令日より前に配らせてしまう
- 使う日を聞かずに受け付けて、商談の日に間に合わない